異極鉱 — 一問一答
- Q.異極鉱の硬さ(モース硬度)は?
- A.異極鉱のモース硬度は4.5〜5です。比重は3.40〜3.50です。
- Q.異極鉱の見分け方は?
- A.空色のブドウ状で硬度4.5〜5、酸で発泡しない=異極鉱(ケイ酸塩)。よく似た菱亜鉛鉱(炭酸塩)は酸で発泡する点で区別できる。
- Q.異極鉱は何色?
- A.異極鉱の色は空色〜無色です。
基本データ・物性
物性値は下記「出典」に基づき転記しています。推測値は載せていません。
| 化学式 | Zn₄Si₂O₇(OH)₂·H₂O |
|---|---|
| 結晶系 | 斜方晶系(晶癖:ブドウ状・鍾乳状・板状) |
| 色 | 空色〜無色 |
| モース硬度 | 4.5〜5 |
| 比重 | 3.40〜3.50 |
| 光沢 | ガラス〜絹糸光沢 |
| 条痕 | 白 |
| 透明度 | 透明〜半透明 |
| 劈開 | 一方向に完全 |
| 断口 | 不平坦 |
| 主な産地 | 中国、メキシコ、ナミビア、イタリア |
| 用途 | 工業(亜鉛鉱石)・標本 |
| 宝石としての扱い | 空色のブドウ状はカボションや標本として人気。 |
| 希少性 | やや珍しい |
| 物性値の出典 | Handbook of Mineralogy |
物性の目安
モース硬度4.5〜5 / 10
滑石1石英7ダイヤ10
比重(ずっしり感)3.40〜3.50
水1石英2.65金19
硬度はひっかき傷のつきにくさ、比重は同体積の水の何倍重いかを表します。
科学でわかること
同じページのまま、上の切り替えで「こども向け/大人向け」の解説に変わります。
異極鉱(いきょくこう)=ヘミモルファイトは、空色のブドウのようにまるい形の石です。名前のひみつは結晶の形。ふつうの結晶は両端が同じ形ですが、この石は上と下で形がちがう(異極)という、めずらしい性質をもっています。亜鉛の鉱石のひとつです。
歴史・文化
古くは菱亜鉛鉱とまとめて『カラミン』と呼ばれ、真鍮の原料や薬用に使われました。空色の標本はコレクターに人気です。
言い伝え(参考)
ここは科学的根拠のない文化的な言い伝えです。効果を保証するものではありません。
天然石として語られる効能は文化的な扱いで、科学的根拠はありません。参考として紹介します。
🔬 自由研究のヒント
異極鉱の『両端で形がちがう(異極性)』を結晶図で調べ、ふつうの結晶(両端が同じ)とのちがいをまとめよう。スミソナイトとともに亜鉛鉱石である点も。
⚠ 注意したいこと
やわらかめで衝撃に注意。
似ている鉱物との見分け
似た色の鉱物
原石・鉱石のほかの鉱物
画像クレジット:
Robert M. Lavinsky / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)(CC BY-SA 3.0)
参考・出典:
Handbook of Mineralogy(Mineralogical Society of America)
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最終更新:2026年5月31日 | この情報の誤りを報告する