黄玉 — 一問一答
- Q.黄玉の硬さ(モース硬度)は?
- A.黄玉のモース硬度は8です。比重は3.49〜3.57です。
- Q.黄玉の見分け方は?
- A.硬度8でガラスや石英を傷つけられ、底面に完全な一方向の劈開をもつ。硬度7で劈開のない石英(水晶)との決め手はこの劈開と、やや重い比重。
- Q.黄玉は何色?
- A.黄玉の色は黄・橙・青・無色・桃です。
- Q.黄玉は何月の誕生石?
- A.黄玉(およびその変種)は11月の誕生石とされています。誕生石は文化的な習わしで、効果を保証するものではありません。
基本データ・物性
物性値は下記「出典」に基づき転記しています。推測値は載せていません。
| 化学式 | Al₂SiO₄(F,OH)₂ |
|---|---|
| 結晶系 | 斜方晶系(晶癖:柱状) |
| 色 | 黄・橙・青・無色・桃 |
| モース硬度 | 8 |
| 比重 | 3.49〜3.57 |
| 光沢 | ガラス光沢 |
| 条痕 | 白 |
| 透明度 | 透明〜半透明 |
| 劈開 | 底面に完全 |
| 断口 | 貝殻状 |
| 主な産地 | ブラジル(ミナスジェライス)、パキスタン、ロシア、日本(岐阜県) |
| 用途 | 宝飾 |
| 宝石としての扱い | 無色トパーズの放射線+加熱処理によるブルートパーズが普及。橙色は希少。 |
| 希少性 | やや珍しい |
| 物性値の出典 | Mindat.org(鉱物データベース) |
物性の目安
モース硬度8 / 10
滑石1石英7ダイヤ10
比重(ずっしり感)3.49〜3.57
水1石英2.65金19
硬度はひっかき傷のつきにくさ、比重は同体積の水の何倍重いかを表します。
科学でわかること
同じページのまま、上の切り替えで「こども向け/大人向け」の解説に変わります。
黄玉(おうぎょく)=トパーズは、とてもかたい(硬度8)宝石です。でも、一つの向きにだけはパカッときれいに割れる弱点(劈開)があります。黄色のほか、青や無色のものもあります。11月のたんじょう石です。
歴史・文化
名は紅海のトパゾス島に由来するとされますが、その島で採れたのは実はかんらん石(ペリドット)だったという説もあります。古来は黄色い宝石を広くトパーズと呼んだ時代もありました。
言い伝え(参考)
ここは科学的根拠のない文化的な言い伝えです。効果を保証するものではありません。
「友情・希望の象徴」などの言い伝えは文化的な扱いであり、科学的根拠はありません。参考として紹介します。
🔬 自由研究のヒント
「硬い=割れない」ではないことを、硬度8でも劈開で割れるトパーズを例に調べよう。硬さ(ひっかき)と割れやすさ(劈開)のちがいをまとめる自由研究になります。
⚠ 注意したいこと
硬くても一方向に割れやすいので、ぶつけたり落としたりしないこと。ブルートパーズは処理石が一般的です。
似た色の鉱物
宝石のほかの鉱物
画像クレジット:
Robert M. Lavinsky / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)(CC BY-SA 3.0)
参考・出典:
Mindat.org(鉱物データベース)(Hudson Institute of Mineralogy)
※事実は複数の情報源で確認し、本文はすべて自分の言葉で執筆しています。誤りに気づいたら修正報告からお知らせください。
最終更新:2026年5月30日 | この情報の誤りを報告する