灰重石 — 一問一答
- Q.灰重石の硬さ(モース硬度)は?
- A.灰重石のモース硬度は4.5〜5です。比重は5.90〜6.10です。
- Q.灰重石の見分け方は?
- A.短波紫外線で鮮やかな青白い蛍光を示し、手に重い(比重約6.0)=灰重石。同じ白っぽい鉱物でも軽い方解石(酸で発泡)とは重さと蛍光色で区別できる。
- Q.灰重石は何色?
- A.灰重石の色は白・橙・黄褐です。
基本データ・物性
物性値は下記「出典」に基づき転記しています。推測値は載せていません。
| 化学式 | CaWO₄ |
|---|---|
| 結晶系 | 正方晶系(晶癖:擬八面体・塊状) |
| 色 | 白・橙・黄褐 |
| モース硬度 | 4.5〜5 |
| 比重 | 5.90〜6.10 |
| 光沢 | ガラス〜亜金剛光沢 |
| 条痕 | 白 |
| 透明度 | 透明〜半透明 |
| 劈開 | 一方向に明瞭 |
| 断口 | 不平坦 |
| 蛍光 | あり:短波紫外線で鮮やかな青白色に蛍光(Mo置換で黄白色化)。 |
| 主な産地 | 中国、韓国、オーストリア、アメリカ |
| 用途 | 工業(タングステン鉱石) |
| 宝石としての扱い | 透明結晶はまれにカットされるが軟らかく鑑賞用。 |
| 希少性 | やや珍しい |
| 物性値の出典 | Handbook of Mineralogy |
物性の目安
モース硬度4.5〜5 / 10
滑石1石英7ダイヤ10
比重(ずっしり感)5.90〜6.10
水1石英2.65金19
硬度はひっかき傷のつきにくさ、比重は同体積の水の何倍重いかを表します。
科学でわかること
同じページのまま、上の切り替えで「こども向け/大人向け」の解説に変わります。
灰重石(かいじゅうせき)=シーライトは、ふだんは橙色や白っぽい地味な石ですが、ブラックライト(短い紫外線)をあてると、鮮やかな青白い色にぼうっと光ります(蛍光)。
この石からは「タングステン」という、とても硬くて熱に強い金属がとれます。電球のフィラメントやドリルの刃に使われる、大切な資源です。重いのも特徴です。
歴史・文化
18世紀の化学者シェーレにちなんで命名されました。タングステン(重い石の意)はこの鉱物から見いだされ、20世紀の工業を支える戦略金属となりました。
言い伝え(参考)
ここは科学的根拠のない文化的な言い伝えです。効果を保証するものではありません。
天然石として語られる効能は文化的な扱いで、科学的根拠はありません。参考として紹介します。
🔬 自由研究のヒント
灰重石が短波紫外線で青白く光ることを観察し(UVライトは目に直接当てない)、蛍石など他の蛍光鉱物と光の色をくらべよう。タングステンの用途も調べると良い。
⚠ 注意したいこと
紫外線ライトは目・肌に直接当てない。重いので落下に注意。
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原石・鉱石のほかの鉱物
画像クレジット:
Géry PARENT(Wikimedia Commons, CC0)(CC0)
参考・出典:
Handbook of Mineralogy(Mineralogical Society of America)
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最終更新:2026年5月30日 | この情報の誤りを報告する