軟玉 — 一問一答
- Q.軟玉の硬さ(モース硬度)は?
- A.軟玉のモース硬度は6〜6.5です。比重は2.90〜3.10です。
- Q.軟玉の見分け方は?
- A.緑〜白で、たたいても割れにくく(靭性が高い)、表面はしっとりした脂肪光沢=軟玉。輝石の硬玉とは構成鉱物が異なり、厳密な区別は専門的な検査による。
- Q.軟玉は何色?
- A.軟玉の色は緑〜白〜黄褐です。
基本データ・物性
物性値は下記「出典」に基づき転記しています。推測値は載せていません。
| 化学式 | Ca₂(Mg,Fe)₅Si₈O₂₂(OH)₂ |
|---|---|
| 結晶系 | 単斜晶系(晶癖:繊維状結晶の緻密集合(塊状)) |
| 色 | 緑〜白〜黄褐 |
| モース硬度 | 6〜6.5 |
| 比重 | 2.90〜3.10 |
| 光沢 | 脂肪〜ガラス光沢 |
| 条痕 | 白 |
| 透明度 | 半透明〜不透明 |
| 劈開 | 集合体のため認められない |
| 断口 | 破片状(極めて靭性が高い) |
| 主な産地 | 中国、ニュージーランド、カナダ、ロシア |
| 用途 | 彫刻・装飾・宝飾 |
| 宝石としての扱い | 靭性が高く彫刻に向く。染色・加熱処理品もある。 |
| 希少性 | やや珍しい |
| 物性値の出典 | Mindat.org(鉱物データベース) |
物性の目安
モース硬度6〜6.5 / 10
滑石1石英7ダイヤ10
比重(ずっしり感)2.90〜3.10
水1石英2.65金19
硬度はひっかき傷のつきにくさ、比重は同体積の水の何倍重いかを表します。
科学でわかること
同じページのまま、上の切り替えで「こども向け/大人向け」の解説に変わります。
軟玉(なんぎょく)=ネフライトは、「ヒスイ」と呼ばれる石の一つです。じつはヒスイには2種類あって、もう一つの硬玉(こうぎょく=ジェダイト)とは別の鉱物です。
軟玉は、とても細かい結晶がフェルトのように絡み合っているので、たたいてもなかなか割れません(割れにくさ=靭性がとても高い)。中国では古くから玉(ぎょく)として大切にされてきました。
歴史・文化
中国では新石器時代から『玉(ぎょく)』として礼器・装身具に用いられ、徳の象徴とされました。マオリ文化でもポウナムとして神聖視されます。
言い伝え(参考)
ここは科学的根拠のない文化的な言い伝えです。効果を保証するものではありません。
天然石として語られる効能は文化的な扱いで、科学的根拠はありません。参考として紹介します。
🔬 自由研究のヒント
硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)が『別の鉱物なのに同じヒスイと呼ばれる』ことを、成分(輝石と角閃石)と靭性のしくみ(繊維の絡み合い)からまとめよう。
⚠ 注意したいこと
酸や強い衝撃に注意。染色品もある。
似ている鉱物との見分け
似た色の鉱物
天然石のほかの鉱物
画像クレジット:
James St. John / CC BY 2.0(Wikimedia Commons)(CC BY 2.0)
参考・出典:
Mindat.org(鉱物データベース)(Hudson Institute of Mineralogy)
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最終更新:2026年5月30日 | この情報の誤りを報告する