本文へスキップ
紅柱石の写真

紅柱石こうちゅうせき

アンダルサイト
Andalusite
別名:キアストライト

向きで緑↔赤。断面に十字が浮かぶ変種も

アルミニウムのケイ酸塩で、藍晶石・珪線石と同じ成分の多形。強い多色性をもち、炭素を含む変種は断面に十字(キアストライト)が現れる。

硬度 6.5〜7.5
比重 3.13〜3.21
結晶系 斜方晶系
化学式 Al₂SiO₅
解説の見せ方:
紅柱石 — 一問一答
Q.紅柱石の硬さ(モース硬度)は?
A.紅柱石のモース硬度は6.5〜7.5です。比重は3.13〜3.21です。
Q.紅柱石の見分け方は?
A.緑〜赤褐の柱状結晶で、回すと色が大きく変わる強い多色性=紅柱石。断面に黒い十字があればキアストライト。同成分の藍晶石(青・硬度異方性)とは色と硬さの異方性で区別できる。
Q.紅柱石は何色?
A.紅柱石の色は緑〜赤褐(多色性)です。
基本データ・物性

物性値は下記「出典」に基づき転記しています。推測値は載せていません。

化学式Al₂SiO₅
結晶系斜方晶系(晶癖:柱状(断面ほぼ正方形))
緑〜赤褐(多色性)
モース硬度6.5〜7.5
比重3.13〜3.21
光沢ガラス光沢
条痕
透明度透明〜不透明
劈開二方向に良好
断口不平坦
主な産地スペイン、ブラジル、スリランカ、アメリカ
用途宝飾・耐火物
宝石としての扱い多色性のためカット方向が重要。キアストライトは護符的に人気。
希少性やや珍しい
物性値の出典 Handbook of Mineralogy
物性の目安
モース硬度6.5〜7.5 / 10
滑石1石英7ダイヤ10
比重(ずっしり感)3.13〜3.21
水1石英2.65金19

硬度はひっかき傷のつきにくさ、比重は同体積の水の何倍重いかを表します。

🔎

見分け方の決め手

緑〜赤褐の柱状結晶で、回すと色が大きく変わる強い多色性=紅柱石。断面に黒い十字があればキアストライト。同成分の藍晶石(青・硬度異方性)とは色と硬さの異方性で区別できる。

鉱物判別キーで順番に絞り込む →
科学でわかること

同じページのまま、上の切り替えで「こども向け/大人向け」の解説に変わります。

紅柱石(こうちゅうせき)=アンダルサイトは、見る向きで緑色や赤茶色に変わる(多色性)石です。

この石のなかまには「キアストライト(空晶石)」があり、結晶を輪切りにすると、中に黒い十字(じゅうじ)のもようが浮かびます。むかしは『十字石』としてお守りにされました。藍晶石とは成分が同じで、形だけがちがう兄弟のような鉱物です。

歴史・文化

名は産地スペイン・アンダルシアに由来します。十字模様のキアストライトは『十字石』として護符に用いられました。

言い伝え(参考)

ここは科学的根拠のない文化的な言い伝えです。効果を保証するものではありません。

天然石として語られる効能は文化的な扱いで、科学的根拠はありません。参考として紹介します。

🔬 自由研究のヒント

紅柱石・藍晶石・珪線石は『同じ成分Al₂SiO₅の多形』。それぞれができる温度・圧力のちがいを調べ、岩石が受けた条件の手がかりになることをまとめよう。

⚠ 注意したいこと

劈開があり割れやすいので扱いに注意。

似た色の鉱物
結晶のほかの鉱物
シェア: X (Twitter) LINE Facebook
画像クレジット: Moha112100 / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)(CC BY-SA 3.0
参考・出典: Handbook of Mineralogy(Mineralogical Society of America)

※事実は複数の情報源で確認し、本文はすべて自分の言葉で執筆しています。誤りに気づいたら修正報告からお知らせください。

最終更新:2026年5月30日 | この情報の誤りを報告する